『このライトノベルがすごい!2020』が発売されました。今回はその感想を忘れる前に書いておこうと思います。
僕のライトノベル歴
2000年代後半〜2010年代前半あたりにたくさんラノベを読んでいました。最近は趣味の増加と年齢の増加に伴い、そこまでたくさん読まなくなりました。好きな作家さん(あざの耕平さん、支倉凍砂さん)の作品は今でも買い続けています。『このライトノベルがすごい!』はラノベにあまり触れていなくてもトレンドがわかり好みの作品が見つかるので重宝しています。最近読んでいるのは『本好きの下剋上』。
このラノ2020の感想
読んで嬉しかったこと、驚いたことを順番に挙げていきます。
『東京レイヴンズ』がランクイン!
最新巻がめちゃくちゃ良かったです……。これなら絶対ランクインするだろうという確信がありました。その結果、協力者の人もきちんとわかってくれたようで無事入っていました。もう少しで完結すると思うので、素晴らしい最終巻が読めるのを楽しみにしています。
二丸修一さんの作品がランクイン!
移り変わりが激しいライトノベルの世界。多くの作品が打ち切りとなり多くの作家が書くのを諦めてしまう厳しさがあります。僕が好きな打ち切り作品に『ギフテッド』という作品があります。2011年発売の二丸修一さんのデビュー作です。本作は心理描写や緊張感のある展開が面白く、続きが楽しみでした。しかし作品は2巻で打ち切りとなってしまい無念でした……。そのあとラブコメ作品を数冊書いていましたが、いまいち人気が出ていませんでした。しかし今回見事にランクイン!長年頑張っていた作家が報われたので本当に良かったです。
1位の万全感
1位は『天鏡のアルデラミン』でも上位に入り続けていた宇野朴人の作品がランクイン。アルデラミン面白いです。骨のある世界観に定評がある作家さんなので、この勢いで書き続けてほしいです。
『錆喰いビスコ』ランクインならず
今回一番驚いたのがこれです。昨年の1位をきっかけに読み始めあまりの面白さに衝撃を受けました。当然今年もランクインするだろうと思っていたので意外でした。ランクインはしていないものの、最初の面白さは健在なのでこのままの勢いで書き続けて欲しいと思っています。ラノベというよりもジャンプのような雰囲気があるので、もしアニメ化までできれば人気が爆発するんじゃないかと思ったりも。
気になる作品
紹介を読んで特に面白そうだと感じた作品を二つ載せます。
夏へのトンネル、さよならの出口
ライトノベルは基本シリーズものですが、単発の作品ももちろんあります。しかしそのような作品がランクインすることは珍しいです。逆に言えば、ランクインしている単発作品は名作が多いということになります。今までも『ミミズクと夜の王』や『紫色のクオリア』など、ラノベ界に名を残した名作が当てはまっています。そんな中見事ベスト10に残ったこの作品、読むのが楽しみです。
ヒトの時代は終わったけれど、それでもお腹は減りますか?
ライトノベルって百合作品がかなり少なくないですか?僕は『ニーナとウサギと魔法の戦車』が好きなのですが、それ以外にパッと思いつく百合作品があまりありません。アニメなら色々思いつくのですが。今回は珍しく貴重な百合作品が上位にランクインしました。しかもポストアポカリプスもの。楽しく読めそうです。
最後に
最近はライトノベルは読まなくなってきたと言いつつも、ラノベの年齢層やバリエーションが広がっているため、このラノを読むと面白そうな作品が毎年見つかります。有り難いです。また来年も楽しみにしています。