特区第10街区

サブカルやガジェットをメインにつらつら書いていくブログ。

2017年個人的サブカルまとめ

今年もようやく終わり。仕事も終わり、「このはな奇譚」の12話を見てようやく実感が湧いてきました。昨年はあまりに慌ただしくて書きそびれてしまったので今年こそ、分野ごとに印象に残った作品を3本ずつピックアップして記録に残しておこうと思います。

アニメ

1. けものフレンズ

ピアノミニアルバム けものフレンズ

今年一番印象に残った作品といえばやはりこれです。少し話題になっていたので1話を見たもののよくわからず、なんとなく2話を見たら一気にハマってしまったという不思議な魅力。気づいたら毎週の楽しみとなり、周りにも広がり職場で「すごーい」「たーのしー」と会話が成り立つまでに。私は基本的に配信でアニメを見ているのですが、けもフレの最終話だけはネタバレを見ずに楽しみたかったので、朝早く起きて見て泣きました。アニメで泣くことはSHIROBAKO以来。まさに傑作、素敵なものが見れて本当に良かったです。それだけに2期のごたごたが残念……。

2. 結城友奈は勇者である

結城友奈は勇者である-勇者の章-Blu-ray

けもフレ以降は毎週が待ち遠しいほどではなく適度にアニメを楽しんでいた毎日。しかし11月にゆゆゆによって打ち砕かれました。ゆゆゆは1期の最後が投げっぱなしで納得がいかなかったので、2期があるということで続きの展開に少し期待をしていました。しかしです。まさか1期よりもハードな展開になるとは……。以下11話までのネタバレなので反転します。

友奈がだんだん弱っていきながらも皆を守るために耐える健気さ。そして圧巻は神樹様との結婚をみんなに相談するところです。友奈も絶対反対されることはわかっていたと思います。それでも勇者部の一員だから、わかっていてもみんなに伝えるシーンは震えました。

ここ最近の3話は殴られるような展開で、見た次の日は仕事中にゆゆゆのことを考えてしまって作業が捗らない状態でした。年始の最終回が楽しみです。

3. その他

3番は一つに決められなかったので、複数紹介します。

メイドインアビス」はとにかく緻密な絵と容赦ない展開でわくわくしながら見ていました。『エルマーの冒険』を子供のころに読み聞かせてもらったときの興奮を思い出しました。

プリンセス・プリンシパル」はあらすじを見て粗削りな印象を受けたのですが、いざ視聴すると緻密な絵に黒星紅白さんの可愛い登場人物がハードボイルドに大暴れ! 可愛さと格好良さ、そして暗さのギャップが癖になる作品です。

「少女週末旅行」は2つと違いしっとりと楽しめる作品でした。そして何よりハマったのが主題歌です。

 音楽

1. 動く、動く(少女週末旅行)

 

www.nicovideo.jp

 

少女週末旅行のOPです。このアニメは人が消えた世界を少女2人が旅をする物語で、静かで温かい不思議な雰囲気を持っています。そしてこの曲がその雰囲気を見事に再現しています。さらに音楽だけでなくアニメーションの雰囲気が最高です。しかもOPだけじゃなくED、そして挿入歌もそれぞれとてもいいです。終わった世界で気ままな旅を追体験できる素敵な曲でした。

2. テオ(Omoi)

www.nicovideo.jp

Omoiさんが大ブレイク! Omoiさんは投稿2曲目から応援していたので素直に嬉しいです。テオはサビが畳みかけるような激しいメロディで、シンセサイザーとの相性もとても格好いいです。これからも応援していきます。とりあえず初アルバムをコミケで出したとのことで、メロンで予約しました。いつか作ってくれる「突撃前夜のダンス」のリメイクを楽しみにしています!

3. ブラックホールディスク(日向電工)

ブラックホールディスク(初回限定盤)

あの日向電工さんがアルバムを引っ提げて復活! 日向電工さんごめんなさいシリーズを聴いて待っていた甲斐がありました。日向電工さんはwowakaさんの影響を受けつつ独自の世界観を持っていて考えるのが楽しいです。アルバムに入っているドラマCDで謎がなくなるかと思いきやそんなことはなく、さらに世界が広がりました。新曲の「バケモノダンスフロア」がお気に入りです。今後また曲を上げてくれるといいなあ。

小説

1. 86-エイティシックス-安里アサト

86―エイティシックス― (電撃文庫)

電撃大賞の評判が良かったので読んでみたところ大当たり。

サンマグノリア共和国。そこは日々、隣国である「帝国」の無人兵器《レギオン》による侵略を受けていた。しかしその攻撃に対して、共和国側も同型兵器の開発に成功し、辛うじて犠牲を出すことなく、その脅威を退けていたのだった。 そう――表向きは。 本当は誰も死んでいないわけではなかった。共和国全85区画の外。《存在しない“第86区”》。そこでは「エイティシックス」の烙印を押された少年少女たちが日夜《有人の無人機として》戦い続けていた――。死地へ向かう若者たちを率いる少年・シンと、遥か後方から、特殊通信で彼らの指揮を執る“指揮管制官(ハンドラー)”となった少女・レーナ。二人の激しくも悲しい戦いと、別れの物語が始まる――!

電撃文庫HPより引用)

展開の巧みさ、戦闘シーンの格好良さ、鮮烈なキャラクター。ここまで完成された見事なラノベはそうないと思います。ちょっと早いですが、アニメ化されるのを今から楽しみにしています。

2. 東京レイヴンズあざの耕平

東京レイヴンズ15 ShamaniC DawN (ファンタジア文庫)

待ってました新刊! あとがきを読むとかなりの難産だったようで、新刊が出て本当に良かったです。あざのさんは以前の2作品で素晴らしい最終巻を出していたので、本作品でもきっとやってくれると楽しみにしています。

あと最近「BOC」でのあざのさんの新作を読んでいたのですが、まさかの吸血鬼もの……! 私は『BLACK BLOOD BROTHERS』が物凄く好きなので本当に嬉しいです。

3. その他

最近だんだん高校生から年が離れてきて、一般的なラノベレーベルの小説がだんだん楽しみづらくなっているのを感じます。なので今年は、過去に途中まで読んだけど最後まで読みそびれている作品を色々読みました。

ブラック・ブレット』は幼女が可愛い一方容赦なく死んでいくことで定評のある作品。やるせないような展開が多い一方で少女との絆が宝石のように輝く作品でした。途中で止まっているので、新刊が出ることを祈っています。

バカとテストと召喚獣』は以上にテンポが良い一番好きなギャグ作品です。最終巻まで笑わせてもらいました。短編集でたまに真面目な内容になるのもそれはそれで好きです。

そして現在は『ココロコネクト』を読み中です。あまりの青春に多少ダメージを受けながらも楽しく読んでいます。

 

とこんな感じで1年のまとめでした。来年も面白い作品にたくさん会えますように!