2019年個人的サブカルまとめ
2019年が終わります。紅白を見ながら今年ハマったことをまとめていきます。
アニメ
今年のアニメは「約束のネバーランド」や「ダンベル何キロ持てる?」など面白いアニメがありましたが、強く印象に残るアニメは少なかったです。しかし、その分以前制作されたアニメを見て2作品にドはまりしました。
ケムリクサ
「けものフレンズ」でヒットしたたつき監督の作品。謎に満ちた世界観に魅力的な旅路。そして徐々に明かされる世界の仕組み。けもフレのときの構成には舌を巻きましたが、まさか同様の面白さをまた見せてくれるとは思いませんでした。ありがとうたつき監督。次の作品も楽しみにしています。
ウマ娘 プリティーダービー
ここ最近は作品が好きでもキャラクターの可愛さにやられることはなかったのですが、久しぶりにやられました。トウカイテイオーめちゃくちゃ可愛い。トウカイテイオーが画面に出るたびに温かい気持ちになりました。アプリが来年こそ配信開始されることを期待しています。P.A.WORKSへの信頼度もさらに上がりました。
ソ・ラ・ノ・ヲ・ト
衰退しつつある世界でも日常は続きます。その中で精いっぱい、時に団結して、時に楽しく過ごす姿がとても心に響きました。余韻が素晴らしく、見終わった後1週間ぐらい幸せな気持ちが続きました。ここ数年で一番楽しく見たアニメだったと思います。癖がそこまで強くないので、万人にオススメしたいアニメです。
音楽
風に消える
猫アレルギーさんの作品にハマりました。一番好きなのは「風に消える」です。音街ウナの可愛くて力強い声とシンセサイザーの調和がすごく魅力的です。夜に走りながら聞くと、猫アレルギーさんのどこか陰のある歌詞と周囲の風景が溶け合いとても気持ちよく走れて重宝しています。
Virtual to LIVE
にじさんじの象徴となったこの曲。ライバーとしての思いが詰まった歌詞とkzさんの素晴らしい音楽から生まれた奇跡のような1曲です。さらにPVもめちゃくちゃいい! もう少し聞きこんでカラオケで歌えるようになりたいです。にじさんじは他にも「Sharpness」や「Maple Dancer」など素晴らしい曲がたくさんあるので、これからも楽しみです。
小説
錆喰いビスコ
約10年ライトノベルを読んできて、だいぶ目が肥えてきたのを感じています。そう思っていたので、まだ衝撃を受けるラノベに出会えるとは思っていませんでした。現代でも転生でもない独特の雰囲気で癖は強いのですが、それを全く気にさせない熱血で痛快爽快な少年ジャンプ作品のような勢いがある展開。まるでジェットコースターのような作品でした。この作品を電撃対象に選ぶ電撃に懐の深さを感じるとともに、ラノベの未来は明るいと感じました。
本好きの下克上
正直異世界転生ものはストレスフリーな展開に違和感があって苦手な作品がほとんどです。しかし『本好きの下克上』は世界観が深く練られていてとても好みです。文字通り上級階級の世界に進むたびに登場人物が増え複雑になっていくのですが、登場人物が魅力的で気づいたらどんなキャラか全員わかるようになっているのがすごいです。冊数もたくさんあったため数ヶ月のんびり楽しめせてもらいました。
十二国記
待ってたぞ新刊を! 高校時代委に最も作品がハマった作品の一つが十二国記でした。内容は思ったよりも暗く読むのがつらいところはありましたが、きちんと納得いく終わり方で良かったです。続きが出るのかはわかりませんが、僕は陽子推しなのでぜひともこの先を読みたいです。長い目で待っています。
vtuber
今年一番ハマったのはこれからもしれません。にじさんじの配信を毎日見る日々です。一人を推すよりも箱推しで、コラボ配信を中心に見ています。
お気に入りの一つ。二人の煽りあいがめっちゃ面白い。
にじさんじの魅力と言えば地獄配信だと思う。今年の年末も地獄配信が多くて楽しかったです。
その他
ハイブリッドスマートウォッチ
昨年始めたHP。今年も更新を続けました。ようやくハイブリッドスマートウォッチの全体像がつかめてきたので、次はHP以外の何かをやってみたいなと思ったり。「継続は力なり」という言葉もあるので、来年もコツコツ続けていこうと思います。
『このライトノベルがすごい!2020』を読んで感じたこと
『このライトノベルがすごい!2020』が発売されました。今回はその感想を忘れる前に書いておこうと思います。
僕のライトノベル歴
2000年代後半〜2010年代前半あたりにたくさんラノベを読んでいました。最近は趣味の増加と年齢の増加に伴い、そこまでたくさん読まなくなりました。好きな作家さん(あざの耕平さん、支倉凍砂さん)の作品は今でも買い続けています。『このライトノベルがすごい!』はラノベにあまり触れていなくてもトレンドがわかり好みの作品が見つかるので重宝しています。最近読んでいるのは『本好きの下剋上』。
このラノ2020の感想
読んで嬉しかったこと、驚いたことを順番に挙げていきます。
『東京レイヴンズ』がランクイン!
最新巻がめちゃくちゃ良かったです……。これなら絶対ランクインするだろうという確信がありました。その結果、協力者の人もきちんとわかってくれたようで無事入っていました。もう少しで完結すると思うので、素晴らしい最終巻が読めるのを楽しみにしています。
二丸修一さんの作品がランクイン!
移り変わりが激しいライトノベルの世界。多くの作品が打ち切りとなり多くの作家が書くのを諦めてしまう厳しさがあります。僕が好きな打ち切り作品に『ギフテッド』という作品があります。2011年発売の二丸修一さんのデビュー作です。本作は心理描写や緊張感のある展開が面白く、続きが楽しみでした。しかし作品は2巻で打ち切りとなってしまい無念でした……。そのあとラブコメ作品を数冊書いていましたが、いまいち人気が出ていませんでした。しかし今回見事にランクイン!長年頑張っていた作家が報われたので本当に良かったです。
1位の万全感
1位は『天鏡のアルデラミン』でも上位に入り続けていた宇野朴人の作品がランクイン。アルデラミン面白いです。骨のある世界観に定評がある作家さんなので、この勢いで書き続けてほしいです。
『錆喰いビスコ』ランクインならず
今回一番驚いたのがこれです。昨年の1位をきっかけに読み始めあまりの面白さに衝撃を受けました。当然今年もランクインするだろうと思っていたので意外でした。ランクインはしていないものの、最初の面白さは健在なのでこのままの勢いで書き続けて欲しいと思っています。ラノベというよりもジャンプのような雰囲気があるので、もしアニメ化までできれば人気が爆発するんじゃないかと思ったりも。
気になる作品
紹介を読んで特に面白そうだと感じた作品を二つ載せます。
夏へのトンネル、さよならの出口
ライトノベルは基本シリーズものですが、単発の作品ももちろんあります。しかしそのような作品がランクインすることは珍しいです。逆に言えば、ランクインしている単発作品は名作が多いということになります。今までも『ミミズクと夜の王』や『紫色のクオリア』など、ラノベ界に名を残した名作が当てはまっています。そんな中見事ベスト10に残ったこの作品、読むのが楽しみです。
ヒトの時代は終わったけれど、それでもお腹は減りますか?
ライトノベルって百合作品がかなり少なくないですか?僕は『ニーナとウサギと魔法の戦車』が好きなのですが、それ以外にパッと思いつく百合作品があまりありません。アニメなら色々思いつくのですが。今回は珍しく貴重な百合作品が上位にランクインしました。しかもポストアポカリプスもの。楽しく読めそうです。
最後に
最近はライトノベルは読まなくなってきたと言いつつも、ラノベの年齢層やバリエーションが広がっているため、このラノを読むと面白そうな作品が毎年見つかります。有り難いです。また来年も楽しみにしています。
悩んだ結果、2万3000円割引でソフトバンクのPixel4を買いました
ずっとソフトバンクを使っていていよいよ来ました更新月。熟考した末にソフトバンクでPixel4を買うことにしました。でも高いです。そこで、できるだけ割引を色々探したところ、2万3000円引きで買うことができました(還元含む)。今回は、色々考えた過程と結果を紹介します。誰かの参考になれば幸いです。
モデルの選択
まずはモデルの選択です。ここ2年間Xperiaを使っていましたが、その時に感じたのは「安定感」です。正直、ワクワクした機種が欲しいと思いました。そこで、今回判断基準にしたのは以下の点です。
- ワクワク感、新モデル
- ハイスペック
- Android
- 常識的な価格
これらを考えた結果「Xperia5」と「Pixel4」の二つに候補は絞られました。
ここで性能を見比べてみました。Xperia5はクリエイター向け。少しターゲットが違っているように見えました。一方Pixel4は夜の写真がとても魅力的に見えました。価格もPixel4のほうが多少安いです。心は決まりました。
どこで買うか
買う選択肢は二つあります。
グーグル公式では、発売開始時に1万5000円分のクーポンをプレゼントするキャンペーンを行っていました。しかし、ソフトバンクの割引を調べたところ、グーグル公式よりもお得だったため、ソフトバンクで買うことにしました。
割引を試みる
Pixel4は64GBと128GBの二つがあります。でもmicroSDカードが使えない点を考えると128GBが欲しいところ。すると価格は10万円……。できれば割引を期待したいところです。調べると、4種類の割引を使うことができそうなことがわかりました。
1. ソフトバンクから送られてきたクーポン(1万円)
ところで、ソフトバンクの更新月になった際、クーポンが届きました。これが1万円の割引券です。
2. MNP引き止めポイント(5000円)
次に考えられるのが、「MNP引き止めポイント」です。簡単に言うと、MNP予約番号発行のために電話をすると、「MNPをしないならポイントをあげるよ」と言ってくれる場合があるので、それを意図的に行うものです。4年前はそれで3万円のクーポンを手に入れることができました。
電話したところ、1万5000円分のクーポンを手に入れました。しかし実際にポイントを付与してみると、5000円しか増えない……?
よく見てみると、クーポンは1万円引きのクーポンと5000円引きのクーポンに分かれていました。どうやら、ソフトバンクのクーポンと今回の1万円引きのクーポンは重複していたようです。実質5000円でした……。
ちなみに、最近法律が変わり「端末割引の上限は2万円」とルールが定められました。今までより金額が渋いのはその影響があるようです。
3. Pixel4購入キャンペーン(5000円)
Pixel4を購入すると5000円のGoogle Playギフトカードがもらえるキャンペーンが11月まで行われています。
4. いい買い物の日 通信プラン変更によるキャンペーン(3000円)
ヤフー、ソフトバンク、PayPayが組み、大規模な割引キャンペーンを行っています。その中に、「ソフトバンクの最新通信プラン(ウルトラギガモンスター)に加入すれば3000円分のPayPayボーナスプレゼント」がありました。丁度プランを変えようと思っていたので(詳しくは後述)、恩恵を受けることができそうです。
購入後の見通し
割引したとはいえ正直高いです。そこで、ソフトバンクで購入後に格安スマホに移ることを考えることにしました。
格安スマホのキャリア選び
まず会社選びです。これはワイモバイル一択でした。理由は、ヤフーショッピングでの割引を使い続けたいからです。ソフトバンクからワイモバイルなら、母体が一緒なので基本的に同じ特典を受け続けることができます。また、ワイモバイルは回線の評判もいいため繋がりづらいことにはならずにすみそうです。
プランの変更
法律により2年縛りはなくなりましたが、それは新プランの話です。旧プランを使い続けるなら、2年縛りは相変わらず続きます。そこで、2年経たずに移動するためには最新の通信プランに移行する必要があります。移行前のプランは「ホワイトプラン(7GB)」です。
最新のプランを調べたところ、2種類ありました。
- ミニモンスター(1GB~, 3980~8480円)
- ウルトラギガモンスター+(50GB, 7480円)
ここで大事なのは、2GB以上使うなら「ウルトラギガモンスター+」のほうがお得だという点です。結局、以前より高くなるもののウルトラギガモンスター+を契約することにしました。数ヶ月使ったらワイモバイルに移ろうと思います。
あとはスマホを受け取るだけ
書いている今(11/9午前)、スマホケースと保護シール、USB TypeCとイヤホンの変換ケーブルが届きました。あとは間もなくスマホが届くはずです。楽しみだ!
安くて使いやすいポケット付きランニングパンツを見つけた!
数年前にランニングシューズを買い、新たな趣味にランニングが加わりました。
スマホをどう固定するか問題
そこで出てきた悩みが、走る際のスマホの収納です。スマホアプリを使って記録しているため走るときにスマホを持っておきたい。でも普通にポケットに入れるとランニング中に動いてしまい、走りづらいです。しかも身体の片方にバランスが偏っているため、故障の原因にもなりかねません。
対策として使っているのがランニングポーチです。
スマホを伸縮性のあるポーチ内に入れ、ベルトの位置に固定して走っています。悪くはないのですが、スマホを取り出しづらいというのが大きいデメリットになっています。途中で記録を見たり音楽の操作をしたいときがあるのですがそれをするのに時間がかかってしまいます。
ポケット付きパンツという選択肢
何かないものかと思って調べていると、固定できるようにランニングパンツの正面部分にポケットがあるものを見つけました。
[アシックス] ランニングウエア ランニングマルチポケットパンツ XXR863 [メンズ] ダークブルー 日本 M (日本サイズM相当)
- 出版社/メーカー: asics
- 発売日: 2018/06/22
- メディア: ウェア&シューズ
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しかもお馴染みのアシックスがありました。このパンツは背面にポケットがあるそうです。さっそく買いに行きました。
しかし試着してみると……。なんとポケットが小さい。スマホが入りませんでした。どうやら補給食や小物にしか対応していないようです。
スマホが入るランニングパンツはこれ!
そこでスマホが入るポケット付きの製品を探して店を巡ってみることにしました。結果から言うと、意外と種類は少ないです。
サロモン
最初に見つけたのはフランスのメーカー、サロモンのパンツです。デザイン、スマホの入り心地ともに良さそうです。しかし即購入しようとはなりませんでした。理由はサイズです。僕は小柄なのでSサイズがピッタリです。しかしサロモンは海外製であるため、小さくてもMサイズ相当となっていました。
[サロモン] ショートパンツ XA TRAINING SHORT M メンズ Black EU S (日本サイズM相当)
- 出版社/メーカー: SALOMON
- 発売日: 2019/04/01
- メディア: スポーツ用品
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ノースフェイス
次に見つけたのはノースフェイス。これもデザイン・性能の問題はなさそうです。ノースフェイスの製品は安定したデザインの一方で価格が高めです。このパンツも例外ではなく、1万円近くとなかなかなお値段。もっと安い製品がなかったらこれもいいかもとは思いました。
[ザ・ノース・フェイス] ショートパンツ フライウェイトレーシングショーツ メンズ ブラック 日本 M (日本サイズM相当)
- 出版社/メーカー: GOLDWIN(ゴールドウイン)
- 発売日: 2019/04/26
- メディア: ウェア&シューズ
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ミズノ
日本メーカーでもちょうどいいのがありました! ミズノです。サイズはもちろん価格も5000円程度とぴったり。これにしようと思い試着することにしました。すると思った以上にぴったり。というよりもピチピチと言ってもいいぐらい。走っているときにズレないためにぴったりサイズにするのはわかりますが、気になったのは丈の短さと過剰なフィット感です。大会に着ていくのはありですが、練習用に使うには正直少し恥ずかしいぐらいに感じました。
[Mizuno] ランニングウェア マルチポケットパンツ J2MB8510 ブラックxブリリアントブルー 日本 XL (日本サイズXL相当)
- 出版社/メーカー: MIZUNO
- 発売日: 2019/02/26
- メディア: ウェア&シューズ
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ナンバー6
店を回っても納得いくのが見つからず、結局買わずに帰りました。そしてダメ元で検索してみたところ、とても良さそうなのが見つかりました! それがナンバー6のパンツです。サイズも良さそうですが何より嬉しいのは2000円台というその安さ。これならお試しぐらいの軽い気持ちでも買えます。
買ってみた
ナンバー6のランニングパンツを買いました!
いい感じ!
ポケットはスマホ(XPeria XZ1)がちょうど安定して入るぐらいの大きさです。レザーのカバー付きでも入りますが、カバーを外したほうがスムーズに出し入れができます。また、ミズノのパンツと比べるとズボンのすそ部分に多少の余裕があり、そこまでピチピチな見た目にはなりません。一方短さはミズノと大きな違いはないかもです。
走ってみると快適です! 腹の部分が適度に締め付けられているため、ポケット内のスマホは揺れず違和感もありません。現在買って数ヶ月経ちますが、今も不満なく使い続けることができています。
まとめ
スマホが入るランニングパンツ、需要がありそうな割に種類が少ないみたいです。ミニポケットが付いている製品は数多くあるので、購入の際はスマホが入るか必ず事前に確かめておいたほうが良さそうです。同じ問題に当たった人の参考になれれば嬉しいです。
後世に残りそうにない平成の出来事「日向電工ごめんなさいシリーズ」をここに記す
平成が終わる。平成に入りインターネットが普及し、新しい文化が次々と花開いた。その象徴の一つが「ボーカロイド」だ。初音ミクの人気により、ニコニコ動画では大変な賑わいを呈した。ニコニコ大百科を見れば、その輝かしい歴史を見ることができる。
一方当時の熱量は大百科を読んでも伝わらない。それではもったいない。平成が終わるにあたり、ボカロ曲を追っていて個人的に一番熱いと感じた「日向電工ごめんなさい」を振り返りたい。
ユーザー主導で盛り上がっていたボカロシーン
最初に、ニコニコ動画の雰囲気を伝えるためにちょっと説明を入れる。ニコニコ動画の魅力は、その自由な雰囲気にある。ある人が曲を上げると別の人がPVを描いたり歌って関連動画が生まれる。さらには、一人の動画をきっかけに皆が派生動画を次々に作り大きく賑わうこともあった。その中でも特に盛り上がったのをいくつか紹介する。
わりばしおんな。(ラヴリーP / 2008年)
本人が初めて書いた独特の絵。笑っていいのか笑えないのかわからなくなるようなシュールな歌詞。なぜか頭に残る電子音。その中毒性に感染する人が続出し、アレンジ動画が次々と作られた。現在140曲以上あるらしい。
般若心経ポップ(おにゅうP / 2010年)
誰もが聞いたことのある般若心経をなぜかポップにした動画。般若心経の知名度とゆるいPVとの相乗効果もあり、ロックやハードコアからR&Bまでアレンジ曲が大量に生まれた。現在そのうちの10曲以上が殿堂入り(10万再生)を達成している。すごい。
P 名 言 っ て み ろ !(maretu / 2011年)
「ポケモン言えるかな」と同じ発想でP名を怒涛のスピードで歌い上げていく曲。なぜかP名が光っていたりやたら強調して歌われているP名がいたりと突っ込みどころのあるつくりになっており、突込みやP名が呼ばれなかった悲しみなど多くのボカロPが競い合うようにアンサーソングを作り盛り上がった。
日向電工ごめんなさいシリーズの話
そんなユーザー主導のムーブメントの集大成(と勝手に思っている)が「日向電工ごめんなさいシリーズ」だ。
日向電工さんの紹介
まずは日向電工さんについて簡単に紹介する。日向電工さんは2012年に「アンダワ」でデビューしたボカロPだ。代表曲「ブリキノダンス」はカラオケでも上位に入っているので知っている人は多いかもしれない。
日向電工さんの曲は独特の特徴があり、動画を見れば日向電工さんとすぐにわかる仕掛けがなされている。特徴を全部話したいが長くなってしまうので、ごめんなさいシリーズを紹介するうえで重要な点を簡単に3つにまとめる。
1. wowakaさんへのリスペクト
wowakaさんは黎明期のボカロ界を代表するボカロPで、先日亡くなられたことで記憶にも新しい。早いテンポと高音域などその後のボカロに多大な影響を与えた。wowakaさんが投稿した動画には独自の特徴があった。一つは「動画がモノクロの一枚絵」であること。二つ目は「投稿する曲がしりとりになっている」こと(最初の7曲のみ)。日向電工さんはその点をリスペクトしており、動画はモノクロでしりとり順となっている。
2. 独特の曲調 / 驚異的な語彙力と世界観
wowakaさんを意識して投稿された曲だが、劣化ではなく日向電工さんの個性がいかんなく発揮された曲となっている。一つが独特の曲調だ。音楽は詳しくないのでわからないことが多いが、クラップを多用したり電子音が多く使われたりと、どれもwowakaさんとは違う音の使い方がなされた曲となっている。
二つ目は語彙力と世界観だ。デビュー曲「アンダワ」の歌詞を載せる。
虚栄背徳疑心の地下を すべからく抜け出した僕らは
手を繋いで笑ってサヨナラ ワンダー!地底からおいでませ
(アンダワ)
日向電工さんの曲の特徴の中に、漢字熟語が多用される点がある。タグにも「驚異の語彙力」がついている曲が多い。また、アンダワの最後に「地底」という言葉が出ている。日向電工さんの曲はどれも「地底人」を歌っているというのも特徴となっている。
3. 動画説明文
「日向電工です。」と簡潔に書かれている。
時は2013年
前置きが長くなってしまったが、ここからごめんなさいの話を始める。
2012年にデビューした日向電工さん。精力的に曲を作り続け、2013年9月に新曲「スパークガールシンドローム」を発表した。これで日向電工さんの投稿は7曲となった。
順番に曲名を並べるとこうなる。
①アンダワ → ②ワープアンドワープ → ③プラスチックゲージ → ④ジベタトラベル → ⑤ルスバンドライブ → ⑥ブリキノダンス → ⑦スパークガールシンドローム
新曲の出来に満足するファンたち。さて、当然次に期待するのは新曲だ。しかし新曲は3か月経っても出ず、ツイッターでの音沙汰はなし。そんなときに一つの「釣り動画」が生まれた。
すべてはここから始まった
2014年1月15日、日向雷工と名乗る人により「ムカシノエスケープ」が投稿された。
日向雷工です。
その動画は 「しりとり」「モノクロの一枚絵」「動画説明文」と日向電工さんの特徴を忠実に模倣していた。しかし感心すべき点はそこではない。曲のクオリティが釣りレベルでなく高かったのだ。電子音の使いかた、漢字熟語がまぶされた歌詞、そして日向電工さんの曲の延長線上にある世界観。それでいてどこか作り手の個性が感じられる曲。
リスペクトに溢れた釣りなら荒れるはずもない。そう、そのときはただの釣りで終わるはずだった。
――続きの曲が出るまでは。
伝説の始まり
2014年4月1日、「プロジェクトインサイダア」が投稿された。
日陰電工です。
この曲は『日向電工さんごめんなさいコンピ』に収録されます。※嘘です
驚くことに、この曲も釣りの域を超えたクオリティを持っていた。そしてこの曲の投稿文「日向電工さんごめんなさいコンピ」で決定的な流れができた。嘘から出た実とばかりに皆が曲を上げ始めたのだった。
盛り上がりは最高潮に
プロジェクトインサイダアの発表直後。続々と曲が増え始めた。
アルカナクルウズ(日進電工)
ズタボログラウンド(日向震工)
ドグラグ(日向電ヱ)
グロッキーラッキーゲージ(日回電工)
※現在は削除されている。
グロッキーラッキーゲージの投稿は4月12日。恐るべきスピードで良曲が続々と投稿された。その事実に「日向電工さんごめんなさいシリーズ」は徐々に話題に上るようになっていった。
王の帰還
さて、日向電工さんが注目されたのには、実はもう一つ理由があった。それが、日向電工さんの新曲予告だ。
お久しぶりです。近々新曲を投稿します。
— 日向電工 (@hinataEW) March 22, 2014
日向電工さんの新曲を待っている最中に始まったごめんなさいコンピ。結果的に最も効果的なタイミングだったのではないだろうか。
さて、新曲予告が3月22日。ごめんなさいシリーズの新曲は4月12日。次に期待するのは何だろうか。もちろん日向電工さんの新曲だ!
繋がったしりとり
そして盛り上がりは最高潮に達する。
4月22日。「ジカンノエンブレム」投稿。
「ムカシノエスケープ」から始まったごめんなさいシリーズは、この曲によって「ム」に戻った。その意味は自明。
ほらクラップ鳴らして頂戴 もうすぐだ新たな現象
真の王よ革命を起こせ!
(ジカンノエンブレム)
今までのごめんなさいシリーズはどれも良曲揃いと先ほど書いた。しかし、この曲は正直さらに頭一つ抜けていると思う。なにより日向電工さんへの経緯と新曲を待ちわびるその思いを作品に昇華して見せている様が見事だ。
こうして、あとは日向電工さんの新曲が待ち望まれるのみとなった。
現れなかった真の王
しかし、日向電工さんは現れなかった。なぜかはわからない。
「日向電工さんごめんなさいシリーズ」はその後も続いた。曲名はどれも「ム」から始まり「ム」で終わる。いつ日向電工さんが曲を上げてもいいようにというメッセージが感じられる。
ごめんなさいシリーズの新規投稿曲は頻度が下がり、このムーブメントは徐々に忘れられていった。
あれから2年経った
2016年。ごめんなさいシリーズは細々と続き、3月には「ム」が投稿された。
恋を慕うこそ信者の生
一日が千秋なのさ
(ム)
そう、まだ待っている人はいた。
この声が聞こえていますか?
僕たちはただ待っている!
(ム)
そして運命は動き出す。
巷で噂のブリキノダンス
— 日向電工 (@hinataEW) July 31, 2016
2年ぶりに日向電工さんがツイートした。
王の復活
怒涛の告知が始まった。
2016年11月29日に公式webが作られた。
お久しぶりです。母国語で申し訳ないのですが・・・。公式webが出来ました。https://t.co/dEFobLNFNy pic.twitter.com/wBkcvSjN9q
— 日向電工 (@hinataEW) November 29, 2016
12月2日、なんとアルバムの発売が発表された。
2017.2.22
— 日向電工 (@hinataEW) December 2, 2016
アルバムを発売します。「ブラックホールディスク」というアルバムです。https://t.co/dEFobLNFNy pic.twitter.com/vGdNgiZmeY
翌日12月3日には待望の……!
新曲「ムーンウォークフィーバー」が投稿された! 誰もが待ち望んだ王の帰還。新曲は再生数が伸びコメントはお祭り状態となった。
祭りの終わり
2017年2月17日、新曲「バケモノダンスフロア」が投稿された。
どこかもの悲しさを醸し出すメロディ、終わりを感じさせる歌詞。そしてしりとりの次に当たる「ア」は1曲目の「アンダワ」と被っている。まさに集大成にふさわしい曲となった。
そして2月22日、アルバムが発売。
本日2/22
— 日向電工 (@hinataEW) February 22, 2017
「ブラックホールディスク」発売日です。宜しくお願いします。
最後の曲は「バケモノダンスフロア」。
これ以降日向電工さんは姿を現していない。
最後に
平成の出来事で残したいものって何だろうと考えて真っ先に浮かんだのがこれだった。復活だけでなくアルバムまで買うことができて満足はしているが、それでもいつか新曲を聴きたいと期待している自分がいる。ジベタ教信者は今日もアルバムを聴いて待ってます。
ワードプレスでHPの更新ができなくなった原因と解決法
最近ワードプレスを使っているのですが、最近更新ができなくなり、調べても同じ症状が見当たらなかったので後学のために残しておこうと思います。
症状
記事を書いたあと、更新ボタンを押すと読み込み中で止まってしまいました。また下書き保存もできませんでした。記事の更新や編集が不自由な状態です。
旧テーマに戻してみる
調べたら似ている症状が出てきました。
読んでいると、原因はワードプレスのアップデートで、編集部分のデザインをクラシックエディターに戻せばいいとのこと。そこで、"Classic Editor" のプラグインを入れ旧デザインに戻すことにしました。
新たな不具合
クラシックエディターでは普通に更新できるようになりました。解決! と思いきや、記事に本文が何も表示されなくなりました……。調べていてもピッタリ当てはまる原因が見つかりません。
調べていてだんだんわかってきたのが、こういう不具合はプラグインが原因であることが多いということ。ワードプレスのアップデートにうまく対応していない場合、互いの仕様が競合してうまく動かなくなるときがあるそうです。
解決
そこで怪しいと思ったのが、"Pz-LinkCard" というプラグインです。これは、はてなブログと同じようにカード状のリンクを作る機能があり、今まで利用していました。しかし最終更新は数カ月前。試しに無効化してみると、きちんと表示されるようになりました! 解決です。
Pz-LinkCard を使わないブログカード作成
他の方法でブログカードを作れないか調べていると、いい方法が見つかりました。ただしテーマに Simplicity を使っている人限定になります。
「ブログカード(外部リンク)」をONにしてURLを貼り付けるだけで勝手に作ってくれるようになりました。Simplicity を使っていて助かりました。
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2018年個人的サブカルまとめ
2018年も終わろうとしています。昨年に続き今年もハマったことをまとめていきます。
アニメ
今年は独特の世界観にどっぷりハマる作品は少なかったです。どちらかというと昨年の「少女終末旅行」「メイドインアビス」「結城友奈は勇者である」の余韻にずっと浸っていた感じがします。一方で日常をベースにした面白い作品はいくつもありました。今回はその中から特に好きな3つをピックアップします。
1. ゆるキャン△
今年一番はこれです。物語として面白く登場人物が可愛いのはもちろん、キャンプする楽しさが強く伝わってきました。また、一人ひとり違う楽しさを肯定しているのも良かったです。これを見てキャンプ用品を揃えてさっそくゆるキャンをしました。新しい楽しみを教えてくれてありがとうゆるキャン。
2. ヤマノススメ サードシーズン
サードシーズンも安定の良さでした。今回は仲良しだけでなくすれ違いでちょっとシリアス寄りの展開があるのも好みでした。4期はよ!
3. 宇宙よりも遠い場所
キャラデザインがあまり好みでなかったのでなんとなくで見ていたのに、ストーリーと音楽が素晴らしく終わった後も印象に残っている作品です。ここまでまっすぐ青春や友情を描き切れている作品は滅多にないと思います。それぞれの登場人物が今までのしがらみに縛られつつも克服している様に勇気をもらいました。
音楽
1. ふゆびより
ゆるキャンのED曲。キャンプの朝、特に冬は清々しいイメージがあります。ふゆびよりを聴いていると、早朝のキャンプ場で冬の静謐な空気を吸っている光景がイメージされます。そんな空気感が素晴らしい曲です。ゆるキャンは曲もいいですね。
2. ハルカトオク
宇宙よりも遠い場所の挿入歌です。よりもいはどの曲もツボを付いてくる良曲揃いなのですが、その中でも一番お気に入りなのがこの曲です。何か頑張るときに聴くと背中を押してくれます。
3. だれかの心臓になれたなら
昨年の「スーサイドパレヱド」に続き今年もユリイ・カノンさんのボカロ曲です。今回は少しウェットな雰囲気もありつつ音楽の良さは変わらず世界観に引き込まれました。ファーストアルバムも発売したとのことで、今後も楽しみなボカロPです。
小説
1. 東京レイヴンズ
あざの耕平さんの作品は巧みな伏線を張り登場人物一人ひとりを丁寧に描く代わりにスロースタートと言われています。今までの溜めが一気に解放されて最高の盛り上がりを見せたのが今年出版された16巻でした。本当に最高の1冊でした。もう少しで完結なので楽しみです。
2. 大正二十九年の乙女たち
不安定な時代に精一杯生きる少女たちが描かれた小説です。大正時代という軍靴の足音が迫りつつある時代に逞しく生きるさま、それぞれの友情が輝いている美しい小説でした。
3. 廃道を歩く
著者は廃道のパイオニア平沼さん(ヨッキれん)の影響を受けて始めた石井あつこさん(トリ)。自分の人生を振り返りながら多めの写真とわかりやすい文章で廃道の魅力を存分に語っている本になっています。廃道を周りの人におススメするにはこの本が最適かもしれません。
vtuber
今年はアニメよりもvtuberにハマった年でした。ハマったきっかけは「かえみと」です。二人の互いを思いやりながらも最初は手探りで、そして徐々に息が合っていく様は気づいたら応援するようになっていました。そしてJK組、ちーかざ、咎人など毎日配信を見るようになっていました。来年も楽しくにじさんじを応援していきたいです。
その他
1. Fate/Grand Order
実は今までFGOを始めて2回挫折しています。でも評判が相変わらずいいのでやってみたい。今までの原因を調べるとほしいキャラが手に入らずモチベが下がることが原因っぽい。ということで玉藻の前がピックアップされる1月上旬のガチャを目指し、年始から始めてひたすら聖晶石を集めていました。そして見事に当てるのに成功! 今は無事1部をクリアし、第2部2章を楽しんでいるところです。
2. ハイブリッドスマートウォッチ
今年は新しくHPを作り始めました。今までも興味はあったのですが題材がない状態でした。ウィジングスSteelを買ったことをきっかけにハイブリッドスマートウォッチに興味を持ち、調べてみると網羅的にまとめているHPがないではありませんか。今のところ楽しく書くことができています。ハイブリッドスマートウォッチは今後さらに盛り上がっていくのではと見ているので、続けていきたいです。