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ASUSの新しいZenPadとNexus7, ME572C/CLを徹底比較!

ASUS ZenPad 8.0 Z380C (8 inch/Intel x3-C3200/WiFi/16G/クアッドコア) (White ホワイト 白) [並行輸入品]

8月21日、ASUSの新作タブレットが一斉に発売しました。しかしあまりに数が多くよく分からなかったので、比較的安いモデルを選んで、その内容を比較してみようと思います。今回の対象は3万円以下とします。

タブレットの性能比較

  Nexus7(2013)

ME572C / ME572CL

Z370C

Z380C

Z380KL

外見  

ASUS Nexus7 ( 2013 ) TABLET / ブラック ( Android / 7inch / APQ8064 / 2G / 16G / BT4 ) ME571-16G

 

ASUS MeMO Pad 7 ( Android 4.4.2 / 7inch / Atom Z3560 / eMMC 16GB / 2GB / ブラック ) ME572C-BK16

 

ASUS ZenPadシリーズ TABLET / ブラック ( Android 5.0.2 / 7inch touch / インテルR Atom x3-C3200 / 2G / 16G ) Z370C-BK16

 

ASUS ZenPadシリーズ TABLET / ブラック ( Android 5.0.2 / 8inch touch / インテルR Atom x3-C3200 / 2G / 16G ) Z380C-BK16

 

ASUS タブレット ZenPad 8 Z380KL ブラック ( Android 5.0.2 / 8inch / Qualcomm Snapdragon 410 / RAM 2GB / eMCP 16GB / LTE対応 ) Z380KL-BK16

発売日 2013年 8月28日 2014年10月18日 2015年 8月21日 2015年 8月21日 2015年 8月21日
OS 5.1.1 Android 4.4 5.0.1 Android 5.0.2 Android 5.0.2 Android 5.0
CPU APQ 8064 QuadCore Intel Atom Z3560 Intel Atom x3-C3200 Intel Atom x3-C3200 Qualcomm® Snapdragon™ 410
コア数 4 4 不明 不明 4
メモリ(RAM) 2GB 2GB 2GB 2GB 2GB
記憶容量 16GB/32GB 16GB 16GB 16GB 16GB
画面サイズ 7インチ 7インチ 7インチ 8インチ 8インチ
画面解像度 1920x1200 1920×1200 1280×800 1280×800 1280×800
バッテリー容量 3950mAh 3950mAh 3450mAh 4000mAh 4000 mAh
SIM対応 非対応/SIMフリー 非対応/SIMフリー 非対応 非対応 SIMフリー

比較結果の一覧としては、上の表のようになりました。それでは、細かい部分を考察していきます。

OS

OSは、一番古株のNexus7が一番最新のものとなっています。理由としては、Nexus7はグーグルが監修した機種だからです。そのため新バージョンができると真っ先にアップデートできるようになります。とはいえ、5.0と5.1.1では大した違いはないでしょう。

一方唯一古い4.4となっているME572C/CLについても、5.0にアップデートされることが決まっています。ただし時期についてはまだはっきりと明言されていませME572C/CLは8月28日にAndroid5.0.1へのアップデートが行われました。

CPU・メモリ・ストレージ

CPUとコア数の優劣については何とも言えません。CPUはメーカーやバージョンで一長一短な場合があるためです。一般的な傾向としては、新しく出るモデルのCPUのほうが高性能のときが多いです。しかし今回比較しているタブレットは、いずれもきちんとしたメーカーから出ていて一定以上の値段なので、CPUの能力は十分だと思われます。

データ容量は全機種同じで、RAM2GB、ストレージ16GBとなっています。現段階ではメモリが2GBあれば快適なので、問題ないでしょう(1GBだと不十分な時がある)。

画面サイズ

新製品のZ380CとZ380KLは他機種より大きい8インチとなっています。今までは8インチでメモリ2GBの機種は高くて敷居が高かっので、ここまで安くなってきたのはとても嬉しいです。

7インチと8インチのサイズの優劣については、自分で実際に触って決めるといいと思います。7インチのスリムさ、8インチの画面の大きさ、どちらもいいところがあります。

画面解像度

画面解像度は、新製品のZenPadが低いという結果になっています。これによって、表示できる画質に違いが出てきます。"HD画質" という言葉を聞いたことがあるでしょうか。これは1080p(1920×1080)の動画のことを表しています。例えばYouTubeでは、1080p, 720p(1280×720), 480p(720×480), …という風に画質の種類を選ぶことができます。つまり、Nexus7とME572C/CLは1080pまで再生できるのに対して、Z370CとZ380CとZ380KLでは720pまでしか再生ができないということになります。

ではこの差はどれぐらい出てくるのか、実際にそれぞれの絵を見比べてみるとします。

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これを見ると、意外と違いが少ない気がします。実際、720pでも結構きれいです。実はDVD(480p)よりもきれいですからね。

これより、1080pの画質にこだわるかどうかは個人の好みだと思います。

バッテリー容量

これも何とも言えないです。消費電力はCPUの種類、ディスプレイの大きさ等によって変わってきます。しかしどのタブレットも大きな違いはなさそうです。

SIM対応

Nexus7とME572C/CLについては、対応しているモデルと対応していないモデルの2種類が発売しています。一方ZenPadでは対応・非対応は機種によって変わってくる仕様になっています。

価格

価格は時によって上がり下がりするので、ここではっきりとした値段を書くのはできません。実際に調べてみてください。傾向としては、WiFiのみ < SIMフリー、7インチ < 8インチとなっています。

アプリの対応

アプリの対応については、Nexus7が最強です。マーケットに出るアプリの中では、特定の機種にしか対応していないものがあります。そのようなアプリだと、グーグルが監修しているNexusシリーズならほぼ必ず対応しています。

例として "ケイオスドラゴン" が挙げられます。

このゲームはME572C/CLに対応していません(やってみたいのに……)。ZenPadも発売したばかりのこともあり、対応していません。

まとめ

どのタブレットもそれぞれ一長一短となっています。色々な視点で比較して、自分の用途に合った納得のいくタブレットをぜひ見つけてください。